前回からの「続き」です。
家を考え始めた時に必要なことは、まず、自分たちの本当の予算の把握です。
それが、実は簡単なようで一番難しいことなんです。
銀行や不動産会社、住宅会社では、簡単に年収から住宅ローンの借入れ
できる金額を出してくれます。
最近では、インターネットでも簡単に年収を入力すると、借入総額をパソコン
が出してくれるようになりました。
しかし、これはあくまでも借入れできる金額であって、ゆとりを持った生活を
しながら、返せる金額ではないのです。
私は、感覚的なものですが、借入可能額から1割程度は余裕を持つべきだと
考えています。
実際には、各々の生活レベルや生活スタイル、価値観そして、将来設計
によって変わってくるものなので、それぞれの家庭のライフプランに合った
返済計画が必要となります。
5,000種類以上もあるといわれている住宅ローンの中で、それぞれの家庭
に合ったライフプランに応じた住宅ローンや返済計画を立てるには、住宅
や土地を販売する会社や銀行ではなく、かなりの知識を持った中立的な
専門家にアドバイスしてもらうのが、一番のポイントになります。
さて、次回はもう少し具体例を出して、説明したいと思います。