みなさん、こんにちは。
突然ですが、家づくりにとって一番大切なことって何だと思われますか?
工務店や住宅メーカー選びも大切ですが、どんな会社とお話しするにせよ、
良い営業担当に当たることが一番の家づくりの成功への近道といわれています。
でも…。
実際は、住宅展示場や住宅会社に行ったときに最初に接客した人が、そのまま営業担当
となるケースがほとんどって知っておられますか?
これでは、“運”とか“偶然”に頼るって感じですよね…。
残念ながら、自分たちと気が合うとか、いい人だというだけでは家づくりのパートナー
としては、後々、後悔するケースが多いのが現実です。
土地探しや家づくりには、おおよそ9000回もの決断が必要だと言われています。
それらをサポートして、後悔しない家づくりをするためのパートナー選びの3つのコツ
をお教えしたいと思います。
まず、①つめ。
営業マンにこんな質問をしてみてください!
「〇〇(営業マン)さんにとって、家ってなんですか?」
さて、どんな答えが返ってきましたか?
この質問の答えは、あなたが「なるほど!」と納得できたかどうかになります。
その営業マンが、家に対してどんな想いを持っているのか…どれほど真剣にお客様
の家づくりにかける想いがあるのか…この質問で、営業マンの家やその仕事に取り
組む想いの強さが判断できると思います。家やその仕事に誇りと信念をもっていない
営業マンに、私は家づくりを任せたいとは思いません。
次に、②つめです。
「〇〇さんの会社は、よその会社と比較してどのような特徴がありますか?良い所と
悪い所を教えてください。」
真面目な会社だとか、アフターサービスがしっかりしているとか、財務がしっかりし
ているといった答えは論外です。
星の数ほどある建築会社の中で、自分たちの会社はどのようなお客様とのマッチング
を望んでいるのかをはっきりと答えられる会社は良い会社です。
「子育て世代の家づくりだけは、よそには負けません。」とか、「この価格で断熱性能
だけは、よそに負けません。」「変形した敷地とか、狭い土地を有効活用したような
設計が得意です。」などの具体的にどんな家を得意にしているのかが、はっきりと回答
でき「ただし、価格はよそよりも高くなります。」とか「複雑な設計はできませんが、
標準的な性能を持った家なら、どこよりも安くできます。」などといった会社の得意、
不得意、メリット、デメリットをはっきりと伝えられる会社であれば信頼できると考え
て良いです。その上で自分たちの考える家づくりとマッチしているかどうか?です。
これがハッキリと伝えられる営業マンは信頼に値します。
最後に、③つめ。
「基礎のコンクリートのことを教えてください。強度とスランプってなんですか?夏と
冬と違ったりするものですか?」
これは、営業マンの基礎知識をはかるのに最適な質問です。
基本的なことですが、案外と難易度の高い質問です。他にもいくつかありますが…。
ここでは、詳しい解説は省きますが、コンクリートには強度とスランプという、固さや作業
のしやすさから種類があり、気温の高い夏場と気温の低い冬場とではコンクリートの種類
を変えたり、養生期間(固めるために置いておく期間)を変えることが一般的です。
このことが、きっちり説明できるだけの知識があるかどうかです。
いくら、熱意や想いがあっても、建築の業界では無知が引き起こすミスや、トラブルの方が
圧倒的に多いからです。きっちりとした知識や現場を見る目を持った営業マンがパートナー
として必要なのです。
決して、いい人・優しい人だけでは、家づくりのパートナーとしては適切でないことを
認識しておいてください。